モンゴルゴビ砂漠植林&ラクダキャラバン2015

開催日 2015年8月30日(日)〜9月7日(月)
後援:在モンゴル日本国大使館
 
今年も元気村では、モンゴルで植林とラクダキャラバンを行いました。
 
 

北京から国際列車に揺られること約20時間、ゴビ砂漠の町ドルノゴビ県サイシンシャドい到着すると、昨年同様県知事を筆頭に踊りや音楽で盛大な歓迎セレモニーが。
 
JICAと長野県の援助で運営している植林センターで事前学習した後、今回苗木を植えるモンゴル第一小学校で民族衣装を着たとてもかわいい園児たちと対面しました。「この子たちの笑顔のためにも緑を増やすぞ!」と気合が入ります。
 
 

おそろいの「GOVI GREEN PROJECT JAPAN」ユニフォームに身を包み、県知事やJICA職員そしてパワフルなモンゴル女性たちにご協力いただきながら、褐色の乾いた大地に約150本の苗木を植林しました。ここでは参加者の一人、植木職人の荒木宣夫さんの専門知識が大活躍でした。
 
 
                                                    

  
 

 

世界屈指のパワースポット「ハムリンヒード」を見学した後は、ラクダの背に乗って延々と自然の広がるゴビ砂漠の中へ。日中は照りつける太陽の暑さに耐え、夜は焚き火を囲んで寒さをしのぎ、天の川が橋かける満点の星空のもとでのキャンプを繰り返しながら進みます。
 
ただただ自然と共に過ごす生活が、普段都会で暮らす参加者にとっては何とも刺激的で豊かな時間となり、ラクダから降りた後の車移動も退屈とは無縁の”オフロード・サファリツアー”で、野生生物たちとの遭遇を楽しみました。
 

そして最後に中国との国境へ帰る途中で、我々はこの地における緑の大切さを改めて実感します。千五百人ほどの遊牧民が暮らすウランバドラフ村にて、32歳の若き村長より防砂林をつくりたいがうまくいかず、町がたびたび砂嵐に襲われて困っていると聞いたのです。
 
その話に風間村長は、今後はこの村を中心に人出も専門家も増やして一層本格的な植林活動に取り組むことを決意し、村長同士で約束を交わしました。また、遊牧民の生活は地球温暖化の進行によって年々厳しくなっていることもわかりました。
 

こうして、モンゴルの大地を舞台に地球スケールで自然を学び、遊ぶ壮大な旅が、今年も無事終わりました。
 
 
元気村の植林活動はまだまだ続きますので、応援よろしくお願いいたします!